ネバダ州共和党知事、保安官のバッジと制服を着て選挙運動したとして170万ドルの倫理罰金に直面

ネバダ州カーソンシティ（AP通信） — ネバダ州の共和党知事は、昨年の選挙に先立って選挙運動の写真やソーシャルメディアでラスベガス地域の保安官としてのバッジと制服を着用したとして、約170万ドルの倫理罰金と問責の可能性に直面している。

リノでの6月13日の公聴会に先立って掲載された文書では、公務員が「不当な特権や特権を確保または付与するためにその地位を利用すること」を禁じる州法に違反した疑いがあるとして、ジョー・ロンバルド知事の事務所に倫理遵守担当の連絡担当者を任命することも勧告している。 、免除または特典。」

ネバダ州倫理委員会の事務局長ロス・アームストロング氏は勧告の中で、「故意」かつ重大な倫理法違反68件を挙げた。

「ロンバルド氏の陣営が画像を投稿したり、動画を公開したり、その他の方法でロンバルド氏の制服やバッジ、銃を身に着けた選挙運動の投稿を引き起こしたりするたびに、別の行為となる」と同紙は述べた。

ロンバルド州の事務所は水曜日、州倫理法の解釈と施行を担当する知事と立法委員会によって任命された8人の委員からなる倫理委員会への勧告についてコメントを控えた。

しかし、倫理委員会の告訴に対する法的対応の中で、ロンバルド州の弁護士らは、提案された罰金は「目から鱗」で前例のないものであり、「同氏が知事選中にソーシャルメディア上で同じ4枚の画像を使用したことに基づく」と述べた。

「簡単に言えば、この訴訟に対する事務局長のアプローチは、大ハンマーを使ってハエをたたくことに等しい」と弁護士らは書いた。 彼らは、保安官が選挙活動の資料で制服やバッジを着用できないと定めた州法はない、と主張した。

ロンバルド氏は、州最大の警察機関であるラスベガス警視庁の管理責任者であるクラーク郡の超党派の保安官として選挙で2期務めた。 同氏は前年11月に民主党現職スティーブ・シソラック氏を破った後、知事に就任した2023年1月に辞任した。

「ネバダ州議会が保安官の地位を『出馬辞退』とすることを拒否したため、ロンバルド氏は知事選挙期間中ずっと公務員のままだった」と彼の弁護士は書いている。

弁護士でロンバルド州の支持者で、以前ネバダ州副知事や倫理委員会委員長を務めたマーク・ハッチソン氏はラスベガス・レビュー・ジャーナルに対し、彼の知る限り、同委員会がこれまでに出した罰金の最高額は1万5000ドルだったと語った。

「私が懸念しているのは、委員会の誠実さと、公平性と公平性という委員会が運営すべき基本原則を損なうことだ」とハッチソン氏は述べた。

2004年、同委員会は当時の長官キャシー・オーガスティンに対し、公務時間中にアシスタントに選挙資金集めの調整や選挙招待状のデザインをさせたこと、選挙関連文書を政府所有のコンピューター機器に保存させたことなど、3件の「故意」倫理違反で1万5000ドルの罰金を科したと認定した。

ロンバルド氏の訴訟で、同委員会の弁護士エリザベス・バセット氏は、「選挙運動を支援するために制服やその他の職務用装備品（バッジを含む）を使用することが違反にあたることは、長年にわたり州倫理法と判例で明らかだった」と書いた。

同委員会の弁護士らはまた、ロンバルド氏の選挙戦略担当者が有権者には「同氏が生計を立てていることを知り、見る権利がある」と述べた2021年のネバダ・インディペンデント紙の報告書を引用した。

ネバダ・インディペンデント紙は水曜日、過去7年間に少なくとも3件の倫理委員会命令が、再選運動を支援するために保安官の公式制服、バッジ、その他の保安官の身体的属性を使用する能力に言及したものであると報じた。 同委員会はまた、州保安官協会に対し、問題の再発を防ぐために行動するよう要請したと述べた。

ニュースウェブサイトが2018年に明らかにしたところによると、委員会は当時のストーリー郡保安官ジェラルド・アンティノロ氏の規則や規制に関する知識の欠如を理由に挙げ、同氏が再選を求める討論会や選挙活動資料で制服を着ていたという訴えを却下した。